田中敬子
「私はあんたの父親にピストルを向けたんや」死期が近くなったある日、母は父にピストルを向けたと初めて口にした。ピストルの話は六十年も秘めていた。この謎を解きながら、母と私の生涯を語る書となった。はじめに第一章 佐渡島第二章 母の生い立ち第三章 張家口第四章 引き揚げ 仙崎での生活 神戸へ第五章 日本タイピスト学院第六章 母の再婚 大正デモクラシー 義父との暮らし 孫との生活第七章 叙勲を受ける母第八章 母の死註・参考文献あとがき田中敬子 略歴