小森謙一郎
ハーバーマス、アーレント、ツェランーーヨーロッパ思想史の沈黙を穿つイスラエルによる苛烈な攻撃とアメリカやドイツをはじめとする欧米圏の強力な擁護ーー両者を突き動かす根底には何があるのか。ヨーロッパ・アメリカを舞台に三人のドイツ語圏の哲学者・詩人がパレスチナ/イスラエルとどう向き合ったのかを問い直し、「反ユダヤ主義」という語の下でアラブ人を不可視にしてきた「反セム」の実相に迫る。