ハヤタとして、父として
あらすじ
ISBN: 9784594025564ASIN: 4594025560
ハヤタからレナへ。父から娘へ受け継がれていくウルトラの系譜。ハヤタ隊員がこれまで話さなかった「ウルトラマン」の撮影ウラ話。「ハヤタとレナの父娘対談」を収録。ハヤタ隊員を演じたときの名セリフの意味を、5年後に決行した単独アフリカ横断ツーリングで知る。その15年後、家族でアフリカへ。固い絆で結ばれた一家。親と子の関係が冷え切っている現代に送る、ハヤタからの熱いメッセージ。
本書の白眉は、伝説的ヒーローの仮面を剥いだ一人の男が、いかにして光の精神を血肉化させたかを綴る旅路にあります。アフリカの荒野で己を研ぎ澄ます著者の姿は、虚構を真実の人生へと昇華させる文学的な力強さに満ちています。ハヤタという記号が、過酷な旅を経て一人の父親へと溶けていく過程には、言葉に尽くせぬ崇高な感動が宿っています。 特筆すべきは映像版では見られない、実の娘との光の継承です。ティガに出演した娘との対談は、劇中設定を超え、血の通った絆として物語を補完しています。テキストだからこそ到達できた父としての覚悟は、映像の輝きを深い慈しみへと変え、現代の親子関係に熱い一石を投じる傑作です。

黒部 進(くろべ すすむ、 は、日本の俳優。赤坂プロ、エヌ・エー・シー、竹内事務所、アクターズプロモーションを経て、アートプロモーションに所属。本名は吉本 隆志 。