やすらぎの刻
あらすじ
ISBN: 9784575315240ASIN: 4575315249
テレビ朝日系で放送中のドラマの原作本。ドラマ内で「道」というストーリーも描かれる。
倉本聰が描くのは、単なる老いの風景ではありません。本作は、死を見据えた老人たちの日常と、劇中劇として綴られる激動の昭和史「道」が交錯する、命の重奏です。文字の端々には、失われゆく日本の原風景と、時代を生き抜いた人々の情念が宿っています。倉本文学の真髄である「人間への慈しみ」が、力強い筆致で全編を貫き、読者の魂を激しく揺さぶります。 ドラマ版が鮮烈な映像で生を対比させる一方、原作本は「書くことは生きること」と問う内省的な深みが圧巻です。映像の叙情性と、活字でこそ際立つ心の機微。この両者を往還することで、私たちは人生という道の果てにある真の「やすらぎ」を識るのです。激動の時代を駆け抜けた人々へ捧げる、至高の鎮魂歌にして希望の書をぜひ体感してください。

倉本 聰 は、日本の脚本家、劇作家、演出家。本名は、山谷 馨。東京都渋谷区出身。妻は女優の平木久子。父は俳人、日新書院取締役の山谷太郎。祖父は医学博士、日新医学社社長の山谷徳治郎。大伯父は衆議院議員の山谷虎三。