みずなともみ/水無月静琉
王家が主催している夜会への招待状が届き、急遽参加することとなったタクミ。高貴な者ばかりが集ったきらびやかな空間に緊張しっぱなしのなか、とある人物と偶然お近づきになり…?
本作の真髄は、冒険譚の枠組みで綴られる慈愛の教育論にあります。主人公が双子に注ぐ眼差しは、読者の心を深い安らぎへと誘います。第十二巻の王家夜会という舞台は、子供たちの純真さと社交界の虚飾を対比させ、真の気高さとは何かを鮮やかに浮き彫りにします。 作者の筆致は、日常の些細な幸福を丁寧に拾い上げます。深まる家族の絆は、多忙な現代を生きる我々の精神的なオアシスです。ページをめくるたびに魂を包み込む温かな時間は、明日への活力を静かに与えてくれる至福の読書体験を約束してくれるでしょう。
みずな ともみは、日本の漫画家。福岡県出身、東京都在住。女性。