伊藤和光
(まえがきより)本書の第1章では、東アジア哲学の簡単な素描を、読者に提供した。現在の世界は、時代の転換点を迎えている。その中で、中国、韓国、日本などは叡智を結集して、世界に対して、新しい時代の「パラダイム」を提示する必要性がある。日本の伝統文化に根付いた「和の精神」には、新しい時代のパラダイムとなる要素が、見受けられる。--それが、本書の中核的な主張である。1、東アジア哲学:郭旻錫『自己否定する主体』2、日本における和の精神:聖徳太子「十七条憲法」 3、宗教的思索:波多野誠一『宗教哲学』4、中国古代の叡智:荘子『荘子』5、韓国人の哲学:ビョンチョル・ハン『透明社会』6、現代における和の精神:マイケル・サンデル『公共哲学』