「われ敵発見す。空母6、戦艦4、重巡6、軽巡3、駆逐艦6...うち空母2はきわめて巨大なり」エンタープライズに座乗するハルゼー中将は、これを傍受して舌打ちした。「そんなことは言われんでもわかっとる。あの化け物空母が出てきとるんだろう。うしろに船団がいないかどうか確認させろ」輸送船団がいなければ、敵はポートモレスビー攻略の意図はない。逆に、輸送船団がいれば、上陸するつもりである。ハルゼー中将は前者であることを祈りたい心境だったが、20分ほどのちアベンジャーはふたたび打ってきた。「敵は70マイルほど後方に大船団を伴う。軽空母1隻、駆逐艦が護衛―」。