アミの会(仮)/大沢在昌/乙一/近藤史恵/篠田真由美/柴田よしき
人生は、迷いの連続!? 短編の名手による珠玉のミステリ8編大沢在昌/乙一/近藤史恵/篠田真由美/柴田よしき/新津きよみ/福田和代/松村比呂美数多くの傑作アンソロジーを生み出してきた実力派女性作家集団「アミの会(仮)」が、豪華ゲストを迎えて贈る、珠玉のミステリ小説集。空き部屋から真夜中に響く騒音の原因を調べると…(「未事故物件」)。深酒で記憶が飛んでいた間に、他人の家に迷い込んでしまい…(「迷い家」)。人生で起こる「迷う」時を鮮やかに切り取った8つの物語。【目次】近藤史恵「未事故物件」福田和代「迷い家」乙一「沈みかけの船より、愛をこめて」松村比呂美「置き去り」篠田真由美「迷い鏡」新津きよみ「女の一生」柴田よしき「迷蝶」大沢在昌「覆面作家」あとがき/福田和代
本書は、ミステリ界の第一線で活躍する作家たちが「迷う」という多義的なテーマに挑んだ、極上の短編アンソロジーです。迷い家、事故物件、人生の選択。日常のふとした隙間に潜む違和感が、各著者の鋭利な筆致によって、底知れぬ恐怖や哀愁、あるいは深遠な人間ドラマへと鮮やかに変貌を遂げています。 特筆すべきは、執筆陣の個性が共鳴し合う構成の妙です。大沢在昌のハードボイルドな熱量や乙一の独創的な虚無感、そして女性作家たちの繊細かつ大胆な心理描写。読者はページをめくるごとに、人生という名の迷宮を彷徨うような心地よい眩暈を覚えるでしょう。名手たちが仕掛けた緻密な罠と、そこに込められた人生の機微を、ぜひ全身で味わってください。