藤井邦夫
公事宿「巴屋」の主・彦兵衛は、大身旗本の屋敷の前で、秩父忍びの陽炎に似た女に会う。陽炎とは、出入物吟味人として巴屋で働く日暮左近の元恋人だった。彦兵衛から知らされる左近が調べ始めると、はたして女は陽炎であり、幼な子を警固していた。その背後に、御三卿の当主の座を巡る大きな権力争いが―。大仕掛けの展開にハマる藤井邦夫の代表シリーズ第四巻。
藤井 邦夫 は、脚本家、小説家、元監督。北海道旭川市出身。別名義に相里修がある。