マーガレット・ウェイ/柿原日出子
私を愛してくれる人が必要なの。心から愛してくれる男性が。一族の企業で働く秘書レオーナは、次期CEOのボイドに長年憧れていた。だが巨大企業帝国を引き継ぐ彼には、CEOの父が選んだ花嫁候補がいる。一族の末席に連なるだけのレオーナには手の届かない存在だった。ある日、レオーナは一族が集まるパーティでボイドと顔を合わせ、190センチの長身とサファイアブルーの瞳に改めて胸をときめかせた。ところが、レオーナにとって恥ずかしい大事件が起こるーー弟が出来心でボイドの義母の高級イヤリングを盗んだため、彼女がそっと元に戻そうとしたところ、ボイドに見られてしまったのだ。弟の罪を被ろうとするレオーナに、彼は脅迫めいた取り引きを迫った!「弟を警察に突き出されたいか、それとも、きみがぼくと結婚するか」愛するボイドの求婚をレオーナが素直に喜べないのは、彼の父が自分を歓迎してくれないことが目に見えているから。そして何より、この求婚が真実の愛に基づいたものなのかわからなかったから……。あのダイアナ・パーマーも憧れた作家マーガレット・ウェイの名作。