夢を見た。そこには森林と水路があり鬱蒼としていた。それが、全ての始まりだった。マリは四年近く働いていた会社をリストラされてしまう。金なし、キャリアなし、男なし。未来の展望はゼロだった。どんなものでもいい、何か明るい未来が信じられる拠り所が欲しかった。そこで知ったのが、奄美大島に多くいるとされている神様(ユタ)の存在。マリは押さえられない衝動を胸に、ひとり島へ旅立った。そこでマリが出会った人たちは...?輝く未来とか、美しいものとか、確かに掴めるものが欲しかったわけじゃない。ただ、あなたに会いたくて。ときに厳しく、ときに優しく、少し不思議な旅物語。