オルハン・パムク/宮下遼
オスマン帝国末期。ペストが流行し始めたミンゲル島で、皇帝が派遣した疫学者が何者かに殺されてしまう。殺人事件の謎を解き、ペスト流行を食い止めるため、皇帝の姪婿である医師が派遣されるがーー。架空の島を舞台にペスト禍での人間模様を描き出す傑作長篇
オルハン・パムク は、トルコの作家。現代トルコを代表する小説家であり、故郷の町イスタンブールを舞台に、トルコの西欧化の問題をポストモダニズムとも言われる前衛的な作風で描くことで知られる。2006年にノーベル文学賞を受賞し、トルコ人で初のノーベル賞受賞者となった。代表的な作品に『白い城』『黒い本『新しい人生』『わたしの名は紅(あか)』『無垢の博物館』『雪』など。