中央公論新社
太平洋戦争を「戦争の流れ」「兵士の実態」の二視点から探る。翻弄された兵士のリアルな姿を通して、この戦争の無謀と悲惨を紹介。
本書は、歴史の奔流にのみ込まれた個々の「生」を、冷徹かつ情熱的な筆致で炙り出した珠玉の一冊です。単なる記録に留まらず、極限状態に置かれた兵士たちの肉声を克明に描くことで、組織の無謀な論理と個人の尊厳との凄絶な葛藤を鮮烈に浮き彫りにしています。 特筆すべきは、戦況の俯瞰と兵士の日常を往還する多層的な視座です。文字の向こう側に立ち上がる彼らの眼差しは、平和の重みと歴史への誠実さを我々に問いかけます。沈黙を強いられた死者の声を汲み上げるこの叙事詩は、現代を生きる我々の心に深く突き刺さるはずです。
株式会社中央公論新社(ちゅうおうこうろんしんしゃ)は、日本の出版社である。読売新聞グループ本社の傘下。略称は中公(ちゅうこう)。