あらすじ
君には、警察学校をやめてもらう。
この教官に睨まれたら、終わりだ。全部見抜かれる。誰も逃げられない。
警察学校初任科第九十八期短期課程の生徒たちは、「落ち度があれば退校」という極限状態の中、異色の教官・風間公親に導かれ、覚醒してゆく。
必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩、それが警察学校だ。
週刊文春「2013年ミステリーベスト10」国内部門第1位、
宝島社「このミステリーがすごい! 2014年版」国内編第2位、
2014年本屋大賞第6位に輝き、
80以上のメディアに取り上げられた既視感ゼロの警察小説!
累計30万部突破!
オビコメントは、横山秀夫さん。
【編集担当からのおすすめ情報】
待望の続編、ついに登場!
『教場2』、2016年2月末日発売!
ISBN: 9784094062403ASIN: 4094062408
映画・ドラマ版との違い・考察
長岡弘樹が描く本作の本質は、育成の場ではなく不適格者を排除する篩としての冷徹なリアリズムにあります。風間公親が学生の虚飾を剥ぎ取る過程は、人間心理の解剖図そのもの。読者は極限状態の人間が放つ生々しい執念と絶望を、研ぎ澄まされた短文の連打から突きつけられます。 実写版では鋭い眼光が際立ちましたが、原作の真骨頂は文字でしか描き得ない内面の暗部と、緻密な伏線が収束する瞬間の知的快感にあります。映像の強烈なビジュアルを想起しつつ、行間に潜む狂気と風間の真意を活字で追体験することで、この物語が持つ真の深淵を味わい尽くせるはずです。



