東條チカ/米山昂/HISADAKE/矢立肇・富野由悠季
すべてのガンダムを否定した「ヴァナディー ス事変」から5年後ーー。“呪い”と称されたそのモビルスーツは、地球の大地を駆け巡る。アニメ本編の16年前を描く、『水星の魔女』初の公式外伝コミック!
本作はアニメ本編の運命を支える呪いの源流を、より生々しく描き出した野心作です。東條チカの緻密な作画が、身体拡張技術ガンドの功罪を肉体的な痛みとして読者に突きつけます。単なるロボット物ではなく、技術に翻弄される人間の尊厳という重厚なテーマが、主人公たちの瞳を通じて鮮やかに浮かび上がっています。 映像版が学園を舞台に若者の葛藤を追ったのに対し、本作は戦火の地球を舞台に失われた救済を補完します。漫画ならではの静謐な心理描写が、映像では語り尽くせなかった世界の残酷さと美しさを浮き彫りにし、両メディアを横断することで水星の魔女という叙事詩は真の深淵へと到達するのです。
実写化・アニメ化された映画やドラマを観て、原作小説ならではの美しい心理描写や、映像化で新たに加えられた解釈・演出との違いを楽しみましょう。
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