Feckers: 50 People Who Fecked Up
あらすじ
ISBN: 9781849014427ASIN: 1849014426
Which 50 People turned Ireland into the fecked-up country she is today? Bono? Haughey? Louis Walsh? de Valera? It's time to name and shame the great, the good and the gobshites.

ジョン・ウォーターズは、単なる映画監督の枠を超え、現代のアメリカン・サブカルチャーを象徴するアイコンとして君臨する唯一無二の表現者です。端正に整えられた鉛筆のような口髭と、知的な悪戯心を宿した瞳。彼が画面に現れるだけで、その作品には即座にキャンプでアイロニックな、そして抗いがたい「反逆の美学」が吹き込まれます。ボルチモアの地下深くで「悪趣味の教皇」としての地位を不動のものにした彼は、その独特のカリスマ性を俳優という表現形態においても遺憾なく発揮してきました。自らタブーを笑い飛ばす衝撃作を世に送り出してきたキャリアを背景に、他者の作品で見せる彼の演技は、自らの伝説を優雅に遊ぶかのような軽やかさに満ちています。カルトの精神を体現するその存在感は、インディペンデントからメジャー作品に至るまで、あらゆる境界線を溶かし、唯一無二の彩りを与えます。キャリアの軌跡を紐解くと、出演シーンの多寡にかかわらず、彼という記号が作品に刻まれることで、その映画の文化的価値が飛躍的に高まるという特異な傾向が見て取れます。単なるカメオ出演を超え、作品に知的で背徳的な深みをもたらすその力。ジョン・ウォーターズは、スクリーンという聖域において自身の哲学を貫き続ける、永遠の異端児であり、同時に最も洗練されたエンターテイナーなのです。