▼『わんぱく王子の大蛇退治』
日本神話の天岩戸説話や八岐大蛇退治に題材を採った明快なファンタジー映画。
立体ではなく平面を選択した美しい画面、それまでにはないスピーディーな演出で描きだされる神話の世界は、華麗で奥深く、伊福部昭の力強い音楽と相まって活力と冒険心に満ちている。
特に、大塚康生と月岡貞夫が半年をかけて作画した、アメノハヤコマにまたがるスサノオと八叉の大蛇の空中戦は、いまなお日本アニメーション史上に残ると言われる屈指の名場面。
▼ストーリー
スサノオのお母さんが死んで“黄泉の国”へ行ってしまった。
その“黄泉の国”が海の向こうだと聞いたスサノオは船を作って、ウサギのアカハナをお供に海に乗り出すことに…。
途中、火の国で荒ぶる火の神を倒し、タイタン坊もお供に加えて出雲の国へやってきたスサノオは、そこでクシナダ姫に会い、ヤマタノオロチ退治に挑む…。