肉声で伝える戦時下の市民生活
1945年終戦直後に米国は,空爆の効果と戦争能力を調べるため,日本全国60地点に戦略爆撃調査団を派遣,無作為抽出した日本人への聞き取り調査を行った。
本書は,その報告書に記録された下関市・小倉市・福岡県京都郡の3地域計178名の聞き取りに基づき,「銃後」を生きた人々にとっての「戦争と平和」を検証する。
軍都・小倉市の建物疎開,火野葦平の尋問記録にも触れる。
はじめに
序 章 米国戦略爆撃調査団の「戦意」調査について
第一章 空襲と地域 1 下関市
第二章 空襲と地域 2 小倉市
第三章 空襲と地域 3 福岡県京都郡ー行橋町・豊津村
第四章 戦争と映画館 太平洋戦争期の下関市における映画興行と観客の動向
第五章 軍都・小倉市の建物疎開
第六章 火野葦平の一九四五年 米国戦略爆撃調査団尋問記録と『革命前後』の比較
補 遺 レジデント・インタビュー(抄)ほか
主要参考文献
あとがき