ジョエル・サートレイ/ナショナルジオグラフィック/大津祥子/丸山宗利
世界中を飛び回り、大きな動物、珍しい動物を多数撮影してきた著者が、パンデミック中に初めてその存在の偉大さに気づき、熱いまなざしを注ぐことになった小さきものたち、「虫」。本書には、その経緯を書いた虫たちへの愛あふれるエッセイを冒頭に、生き生きと躍動する昆虫やその他の節足動物約250種のポートレートが収められている。色鮮やかなチョウ、ハチ、カブトムシ、カマキリをはじめ、クモやサソリ、ムカデなどもダイナミックな姿で多数登場する。虫を愛する人なら誰もが幸せな気持ちにならずにはいられない、まるで触れられそうにリアルで迫力満点の虫たちが勢揃いした、極上のコレクション。PHOTO ARK(フォト・アーク)とは人間の飼育下・保護下にあるすべての種を撮影するという壮大なプロジェクトで、長年ナショジオで活躍する写真家、ジョエル・サートレイが2005年に立ち上げた。四半世紀をかけ、トータルで2万種を撮影する予定で、機材トラブルやコロナ禍といった多くの困難や動物たちの気まぐれに翻弄されながらも、世界中を駆け巡り、これまで実に1万5千種の生き物たちを撮影してきた。生き物たちのポートレート写真は、背景がすべて白か黒。わたしたちと生き物の「目が合う」写真を撮ることで、その種の存在を知り、彼らを絶滅から守るために何ができるかを考えるきっかけにしてほしいという、写真家の願いが込められている。◎本書の売り上げ1冊につき30円をPHOTO ARKプロジェクトに寄付。◎絶滅危惧種など希少な種を多数掲載。◎巻末に索引、撮影場所のデータを収録。◎『動物の箱舟』『鳥の箱舟』『消えゆく動物』『生命の賛歌』に続く、PHOTO ARKシリーズ第5弾。