清岳こう
病室の天井には蓑虫が無数にぶら下がっている 牛のよだれは垂れつづけている 脳動脈瘤で入院した詩人が病棟で出逢った、様々な人生をくぐり抜けた人びと。一人ひとりの迸るような生は詩の肉声となり、歴史の大海をわたっていく。生命を諦めない58篇。