一人、また一人と仲間がやられていく
銃声は相変わらず聞こえていて、しかもだんだん近づいてくる。彼らは明らかにこちらに向かっている。おれはただ自分に言い聞かせていた──
動くな、息をするな、音を立てるな。
そのときだったと思う。
本当に完全に一人ぼっちなのだということを初めて身に沁みて感じたのは。
そして、タリバンはおれを追っている。彼らはもはやシールの小隊を追跡しているのではない。
おれだけをハンティングしているのだ。
(本文より)
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