歴史小説の雄編「徳川家康」の山岡荘八が、講談でおなじみの水戸黄門に新しいいぶきをあたえたおもしろさ満点の名作!「水戸黄門」ときは、犬公方・五代将軍綱吉の治世であった。綱吉をとりまく権臣は、柳沢美濃守吉保であり、その子吉里。そして、水戸藩の家老の身でありながら、黄門光圀をひそかにほうむらんと陰謀をめぐらす。能役者あがりのぶ気味な男藤井紋太夫であった。水戸城下の筆屋の美しいふたり娘千鶴、お藤も騒動にまきこまれていく。千鶴こそ光圀のおとし胤であった。みちのくへの旅に出かけたとみせかけ、水戸西山荘をたった黄門光圀、したがう助さん、格さんの行くてにまつものは何?おもしろさ抜群の「水戸黄門」の物語。