愛と子宮に花束を
あらすじ
ISBN: 9784344031173ASIN: 4344031172
エッジが立ってて、キュートで、エッチで、切ないエッセイ26編。
鈴木涼美の筆致は、怜悧な知性と剥き出しの情動が火花を散らす、現代の贅沢な呪文のようです。本書は単なる告白録ではなく、自らの肉体という檻の中で愛と欲望を等身大の言葉で解剖し、聖俗の境界線を鮮やかに無効化していく、スリリングで知的な冒険譚と言えます。 子宮という、重荷であり希望でもある器官を軸に、彼女は孤独さえも美しい花束へと昇華させます。文体の中に潜む震えるような切なさは、読者の内なる真実を容赦なく炙り出すでしょう。自分自身を愛し抜くための毒と薬、その両方が詰まった至極の一冊です。
