道尾秀介
騙されては、いけない。各章の最終ページに挟まれた図像の意味が解った瞬間、物語は別の顔に。更なる超絶技巧で放つ、話題作第2弾。
道尾秀介が到達した体験型ミステリの極致。読者は、文字による精緻な日常がたった一枚の図像で崩れ去る戦慄を味わいます。これは、我々が信じる現実がいかに脆弱で、主観によって歪められているかを突きつける、極めて文学的な挑戦状です。 各章の末尾で物語を裏側から照射するその手法は、善悪の境界を曖昧にし、人間の業や救いへの渇望を鮮烈に浮き彫りにします。読み終えた瞬間、再び最初から読み直さずにはいられなくなるはず。視覚と脳が交差する、この贅沢な迷宮をぜひ堪能してください。
道尾 秀介 は、日本の小説家・推理作家・歌手。兵庫県芦屋市出身。血液型はO型。