柚木麻子
「終点のあの子」作者の誰もが待ち焦がれた新作は、仲良し四人組の探偵小説。ピアノ講師の咲子、編集者の薫子、美容部員の満里子、料理上手な由香子。恋愛の荒波も、仕事の浮き沈みも、四人の絆で乗り越えてみせる。
柚木麻子が描く本作は、甘いお菓子と辛い現実に翻弄される女性たちの連帯を、極上のミステリーとして描いた傑作です。日常の違和感を掬い上げ、食を通して心を解きほぐすプロセスには、活字ならではの魔法が宿っています。 映像版では四人の掛け合いが躍動感をもって再現されましたが、原作の真髄は文学ならではの心理描写の深淵にあります。行間に滲む女性同士の複雑な機微と、それを凌駕する無敵の絆。ページを捲るたびに勇気が湧き、明日への活力が漲る本作は、今を生きる人々へ捧げられた最高の処方箋です。
柚木 麻子 は、日本の小説家。
実写化・アニメ化された映画やドラマを観て、原作小説ならではの美しい心理描写や、映像化で新たに加えられた解釈・演出との違いを楽しみましょう。
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