渡辺淳一
花塚病院の院長であり、ヒミコクリニックという分院も持つ、三十六歳の美貌の精神科医・花塚氷見子。その女医に憧れる年下の看護師である北向健吾。二人の恋愛は徐々に進展をみせるが、氷見子の特定の患者への不可解な治療に北向の困惑は深まっていく...。現代の精神医療に光をあてながらキャリア女性の心の闇に迫る、著者渾身の意欲作。
渡辺 淳一 は、日本の作家。北海道空知郡上砂川町朝陽台出身。1958年札幌医科大学医学部卒業。同講師。医学博士。初め医療現場を舞台とした社会派小説や伝記小説、恋愛小説を数多く手がけて人気を博した。その後、『化身』『うたかた』『失楽園』『愛の流刑地』など濃密な性描写の恋愛小説で、1980年代から90年代にかけて耳目を集めた。エッセイも多く『鈍感力』が流行語になった。
実写化・アニメ化された映画やドラマを観て、原作小説ならではの美しい心理描写や、映像化で新たに加えられた解釈・演出との違いを楽しみましょう。
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