吉原から月島へ。
それは天から降り落ちてきたような幸せだった
七編の、愛と信念の物語
涙なくして読めない
浅田次郎の真骨頂
ふるさとの村から売られて吉原で華魁(おいらん)となったミノ。惚れた男に嫁ぐことになり、月島を訪れる(「月島慕情」)。離婚した元夫が亡くなったとの知らせに、二十年ぶりにかつての家を訪ねた初江を、待っていたのは(「供物」)。幸福だけではない人生を、優しさと信念を失わずに生きる、名もなき人たちの強さと美しさを描いた傑作短編集。
<目次>
月島慕情
供物
雪鰻
インセクト
冬の星座
めぐりあい
シューシャインボーイ
「ありがたう ありがたう ほかにことばはありません」