乃南アサ
私たちの代が、捨て石になるつもりでやっていかなければ、この地は、私たちを容易に受け入れてはくれない。依然としてオベリベリでの生活は苦しい。初めての豊作を喜ぶのもつかの間、借金を返済するため年貢を取られる。入植した家は当初の十三軒から六軒に減らした。「晩成社」幹部チーム三人の間に不協和音が流れるがーー。美しく神々しい北の大地で、それでもカネはたくましく生きる。史実を基に描いた感動長編。
乃南 アサ は、日本の小説家。