今村翔吾
「下克上」の夢を見た野党団が壊滅した。九兵衛たちは寺に身を寄せ再起を図るが、そこで待ち受けていたのは新たな策謀だった!
今村翔吾が描くのは、敗北の泥を啜り再起の牙を研ぐ人間たちの剥き出しの「熱」です。絶望の淵に立たされた九兵衛たちが、静謐な寺院で新たな策謀と対峙する姿は、読者の魂に静かな興奮を呼び起こします。緻密な心理描写が、乱世を生き抜く覚悟を鮮烈に刻んでいます。 本作の醍醐味は、挫折を勝利への布石に変える強靭な意志にあります。知略渦巻く中で、いかにして己の信念を貫くか。ページを捲るたび、魂を揺さぶる言葉の弾丸を浴びるでしょう。どん底から再び夢へ手を伸ばす彼らの咆哮を、ぜひその身で受け止めてください。
今村 翔吾 は、日本の小説家、書店経営者。京都府木津川市出身。滋賀県大津市在住。日本文藝家協会会員。FIRST AGENT所属。