さびしうろあき/柳瀬敬之/出渕裕/矢立肇・富野由悠季
“これを地球に落とすぞ…アムロ!”連邦軍拠点ルナツーを壊滅させたクェスは、そのニュータイプ能力から激しく感応し、精神を混濁させながらもシャアのもとへと向かっていた。一方、シャアの小惑星アクシズ占拠を予測し、急行するアムロたちロンド・ベル。しかし、背後にはルナツーから出撃したネオ・ジオンの援軍が迫っていた。人の命が宇宙に散る、緊迫の終盤戦開幕!!
本作が描くのは、宇宙戦争の帰結以上に、命を繋ごうとする意志と絶望との激突です。クェスの精神的崩壊を軸に、ニュータイプという孤独な魂の叫びが、さびしうろあきの緻密な描写で残酷なほど美しく昇華されています。 傑作映画版が動の叙事詩なら、本作はベルトーチカの懐妊という要素でアムロを「父」の立場へ引き寄せた静の人間ドラマです。映画では削ぎ落とされた心理描写や、Hi-νガンダムが放つ神話的威容は、映像体験を補完し、ガンダムという物語をより深遠な命の讃歌へと変貌させるでしょう。
実写化・アニメ化された映画やドラマを観て、原作小説ならではの美しい心理描写や、映像化で新たに加えられた解釈・演出との違いを楽しみましょう。
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