「無罪」を見抜く
あらすじ
ISBN: 9784006033200ASIN: 4006033206
在職中いくつもの無罪判決を出し、その全てを確定させた裁判官は、いかにして無罪を見抜いたのか。
本書は、有罪率九十九パーセントを超える日本の刑事裁判において、いかにして無罪という真実に辿り着いたかを紐解く一冊です。そこにあるのは単なる法務解説ではなく、一人の人間が巨大な組織や固定観念と対峙し、真実を追求する壮絶なまでの倫理観です。事実に謙虚に向き合うその筆致は、極上のミステリーを凌駕するほどの緊張感を放ち、読者を深淵なる正義の問いへと誘います。 最大の見どころは、膨大な調書から言葉にされない違和感を掬い上げる圧倒的な洞察力にあります。人間の心の揺らぎを見抜き、他者の人生を背負う覚悟を綴った言葉は、読者の魂を激しく揺さぶるでしょう。孤独な法廷で真実の光を探し続けた不屈の精神は、安易な正義が溢れる現代において、真に誠実であることの重みを私たちに突きつけてくるのです。
山田 隆司(やまだ たかし、1954年6月15日 - )は、日本の脚本家。山梨県出身。法政大学卒業。 1979年に『宇宙空母ブルーノア』第8話「あの塔を撃て!」で脚本家デビュー。執筆作品は主にアニメ、特撮や、ノベライズ。 栗山緑というペンネームも持っている(『明日のナージャ』のみK・Y・グリーンという栗山緑の変名を使用)。