これは、信じられないようなほんとうの話です。2004年12月、東南アジアを大津波が襲いました。そのとき、お母さんとはぐれてひとりぼっちになってしまった赤ちゃんカバは、大きな大きなゾウガメを母親がわりにして、生きていくことにしました。すると、なんとその年老いたゾウガメも、このかわいそうな赤ちゃんカバをやさしく受け入れてくれたのです。いまではふたりは離れられない仲になっています。このニュースは世界じゅうをかけめぐり、人びとの心をくぎづけにしました。ニュースに感動した父と娘は、このすばらしい物語を本にしようと決心しました。そうしてできあがったのが『オウエンとムゼイ』なのです。