初野晴
医学的に脳死と診断されながら、月明かりの夜に限り、特殊な装置を使って言葉を話すことのできる少女・葉月。生きることも死ぬこともできない、残酷すぎる運命に囚われた彼女が望んだのは、自らの臓器を、移植を必要としている人々に分け与えることだった―。透明感あふれる筆致で生と死の狭間を描いた、ファンタジックな寓話ミステリ。第二十二回横溝正史ミステリ大賞受賞作。
初野 晴 は、日本の小説家、推理作家。静岡県清水市(現・静岡市清水区)出身。静岡県立清水南高等学校、法政大学工学部卒業。男性。作風は「ちょっと不思議系」。