根占献一
霊魂不滅論とルネサンス思想。なぜ霊魂は不死でなければならないのか。神と人間の関係からヒューマニズムの源をさぐる。フィチーノ、ピコ、ポンポナッツィ、ブルーノの原典テキスト部分訳(本邦初訳)付。
本書は、人間が「神に近づく存在」として自らを再定義しようとした、ルネサンスという時代の熱き魂の叫びを浮き彫りにしています。霊魂の不滅という問いが、当時の思想家にとってどれほど切実な生きる指針であったか。フィチーノやピコらの言葉からは、暗黒の中世を突き抜け、個としての尊厳を確立しようとする強靭な意志が鮮烈に伝わってきます。 本邦初訳の原典テキストは、知的な興奮を呼び覚ます至高の読書体験です。神と宇宙の狭間で揺れ、真理を求めて苦闘した巨人たちの思考に触れることは、現代を生きる我々の自己価値を問い直す契機となるはず。美しくも峻烈な知性が放つ、魂の躍動をぜひその肌で感じてください。