森・濱田松本法律事務所(MoriHamada&Matsumoto)/ベイニング株式会社(VeiNinGInc.)
現代のイノベーションは、新素材の開発と先端技術の実用化によって支えられている。しかし、その輝かしい成果の背後には、プラスチックごみ等の廃棄物の増大、さらには膨大な二酸化炭素排出という問題が生じている。この相克を克服しうる新たな産業基盤を形成する経済システムこそ、サーキュラーエコノミー(循環経済)である。 循環経済の営みは、しばしば生体の血流に喩えられる。製品を生み出す産業が「動脈産業」であるなら、使用済み製品を回収し、再販売・再加工によって再び社会へ送り出す産業は廃棄物処理業者、金属スクラップ業者、古紙回収業者、プラスチックリサイクル業者等の「静脈産業」にほかならない。静脈産業は、いまや資源循環の主役へと躍り出つつある。 この変革を現実に進める有効な手段の一つが、M&Aよる静脈産業の再編と連携である。地域密着型で中小事業者が多数を占める静脈産業には、規模への集約と効率化が急務であり、その実践的アプローチとしてM&Aは重要である。(はしがきより)【本書の内容】・静脈産業(回収・リサイクル側)のM&Aに関わる法制度と実務対応を体系的に解説した希少な本格専門書!・静脈産業の状況、再編の必要性から、廃棄物処理法・再資源化事業等高度化法・各種リサイクル法等の解説だけでなく、M&Aを行う場合の許認可の承継問題、デューデリジェンス、契約作成上のポイント等の実務上の課題まで詳説!・実務の流れを理解できるケーススタディ(意思決定/DD/契約交渉/PMI)を収録!