あらすじ
ISBN: 9784846016975ASIN: 4846016978
時は寛政六(1794)年、江戸の街に突如として現れ、たった10ヶ月の間に145点余りの作品を残し、忽然と姿を消した東洲斎写楽。迫力ある大胆なその役者絵は、多くの民衆の心を惹きつけ、瞬く間に人気絵師の仲間入りを果たすが...。謎多き浮世絵師と個性あふれる人々を生き生きと描くヒューマンドラマ!
中島かずきが描く写楽は、歴史の闇を射抜く閃光そのものです。創作という狂気に憑かれた人間の業と、江戸の熱狂を鮮烈に活写した本作は、言葉の一つひとつに舞台のような躍動感が宿ります。読者は写楽の眼差しを通じ、芸術の裏に潜む剥き出しの真実を覗き込むことになるでしょう。 映像版が色彩で視覚を圧倒する一方、原作本は行間の余白に潜む魂の叫びを浮き彫りにします。テキストならではの濃密な心理描写は、映像では表現しきれない孤独や葛藤をより深く、残酷なまでに美しく結実させます。両メディアを往復することで、表現の深淵に触れる至高の体験が約束されるはずです。

中島 かずき は、日本の脚本家、劇作家、小説家、編集者。劇団☆新感線の座付作家。福岡県田川市出身。1978年、福岡県立田川高等学校卒業。1982年、立教大学文学部心理学科卒業。初期のペンネームはかずき 悠大。
実写化・アニメ化された映画やドラマを観て、原作小説ならではの美しい心理描写や、映像化で新たに加えられた解釈・演出との違いを楽しみましょう。
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