高鍬コウ佑/池谷竜
本全集は大正中期から後期に活動していた詩人の高鍬コウ佑(タカクワ コウスケ)の詩及び童謡、書簡等、現存する彼の全著作をまとめたものである。高鍬コウ佑は大正8年から11年にかけて文芸誌『文章世界』や『詩王』等へ投稿し、同人として詩誌『瑯玕』に参画。その主な詩作活動はわずか4年程で現在は勿論、当時でさえ彼の名を知るものは少ない。大正11年、肺の患いから病床に臥す高鍬は我が畢命を受け入れるべく詩集『月に開く窓』制作に着手するも8月頃、詩集刊行を目前に高鍬コウ佑は病没。20幾歳であった(編者解題より抜粋)。