大人になった赤ずきん、彼女の名はヴァレリー。彼女はいま、危険な恋の真っただ中。野性的で男らしいピーターと、細やかな優しさで包んでくれる親が決めた婚約者ヘンリー。ヴァレリーの心は、正反対の二人の間で揺れていた。そんななか、彼女の姉が何者かに殺されてしまう。人狼ハンターとして有名なソロモン神父は、犯人は満月の夜だけ狼に変わる人狼だと言い放つ。「狼は君たちの隣人か、親友か、妻かもしれない」。そして血のように赤い月の下、遂に“それ”が姿を現す―いったい“それ”は何者なのか。まさか最愛のピーターが?それともヘンリー?愛と恐怖に引き裂かれるヴァレリーが目撃した、驚愕の真相とは...?おとぎ話の先に待っていた衝撃の結末。美しくも切ない“大人版”『赤ずきん』。