小津安二郎監督作品『東京物語』の魅力を読み解く、あらたな視点。小津映画から、著者が長きにわたり考察を続けた山田洋次監督『男はつらいよ』シリーズにつながる「線」とは。第二部では小津と故郷・三重県松阪市との交わりを丹念に跡付ける。
第一部 『東京物語』から『男はつらいよ』へ
第一章 『東京物語』12日間の旅
第二章 渥美清清は原節子である
第三章 恋愛映画としての『麦秋』-『チボー家の人々』とかかわって
第二部 小津安二郎にとっての故郷とは
第一節 大坂志郎伝説ー三男敬三の帰省
第二節 『東京物語』の「まっつぁか」(松阪)について
第三節 「伊勢の人間は伊勢のなまりがとれない」-小津フェスタ2003
第四節 家族・友垣・学校・言葉
第五節 「幼時、小津監督に風呂に入れてもらった!」