まちの保育園・こども園/東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター/秋田喜代美/松本理寿輝
「コミュニティコーディネーター」とは、園内外のコミュニティをつなぐ専⾨職員として働く⼈材、および、コミュニティをつなぐ視点をもって、園で保育等、⽇々の業務にあたることのできる⼈材を指します。「理想的な子どもの環境づくりは理想的な社会づくり」というビジョンのもと、子ども、保護者、園、地域コミュニティをより豊かにするためのコミュニティコーディネーターの視点とあわせ、11の「実践事例」、現役コミュニティコーディネーターが回答する「実務Q&A」、ワークシートなどを紹介。子どもと共に園とまちをつくる存在に!はじめに(秋田喜代美)第1章・・・園をコミュニティの視点から見る(松本理寿輝/高橋翠) 第2章・・・実践事例第3章・・・実務Q&A (ワークシート付き)第4章・・・コミュニティコーディネーターの可能性を考える (馬場正尊/小野裕之/後藤智香子/堀江宗巨/金沢市/野澤祥子/小玉重夫)あとがき(秋田喜代美/松本理寿輝)
日本映画の銀幕に奥行きと確かな手触りをもたらす、空間演出の至宝。松本理は、単なる背景の構築に留まらず、そこに生きる人々の体温や時代背景までも描き出す稀有なアートディレクターです。彼のキャリアを紐解けば、名匠たちとの共作を通じて磨き上げられた、揺るぎない審美眼が浮かび上がります。静謐な作家主義的映画から、観客を圧倒する空想特撮、さらには爽快な青春群像劇に至るまで、彼の手がける美術は常に作品の核となってきました。松本の卓越した能力は、徹底したディテールの追求と、フィクションを現実に着地させる圧倒的な説得力にあります。ある時はノスタルジックな情景を慈しむように再現し、またある時は冷徹なまでの機能美で観客を物語の世界へ引き込む。その仕事ぶりは、映像における真実味の基準を常に底上げしてきました。キャリアを重ねるごとに増すその洗練された感性は、ジャンルの境界を軽やかに飛び越え、作品の格を高め続けています。彼が画面に配する一点の道具、一本の線には、映画という魔法への深い敬意が込められています。現場の熱量を静かにコントロールし、監督のビジョンを立体的な感動へと昇華させるその手腕は、次世代の制作者たちにとっても指針となるものです。松本理という名前がクレジットに刻まれるとき、そこには決して揺らぐことのない極上の映像体験が約束されているのです。