井上荒野
「まだまだこれから、なんだってできるわよ、あたしたち」照子と瑠衣。ともに七十歳。妻を見下す夫を捨て、老人マンションの陰湿な人間関係を見限って、女性ふたりの、逃避行の旅が始まったーー。痛快で心震える、最高のシスターフッド小説!「身勝手な女」と呼ばれたって一ミリも後悔なんかしないわ。照子と瑠衣はともに七十歳。ふたりにはずっと我慢していたことがあった。照子は妻を使用人のように扱う夫に。瑠衣は老人マンションでの、陰湿な嫌がらせやつまらぬ派閥争いに。我慢の限界に達したある日、瑠衣は照子に助けを求める。親友からのSOSに、照子は車で瑠衣のもとに駆けつける。その足で照子が向かった先は彼女の自宅ではなく、長野の山奥だった。新天地に来て、お金の心配を除き、ストレスのない暮らしを手に入れたふたり。照子と瑠衣は少しずつ自分の人生を取り戻していく。照子がこの地に来たのは、夫との暮らしを見限り、解放されるため。そしてもう一つ、照子には瑠衣に内緒の目的があったーー。
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実写化・アニメ化された映画やドラマを観て、原作小説ならではの美しい心理描写や、映像化で新たに加えられた解釈・演出との違いを楽しみましょう。