あらすじ
千所千泊。そうして私は自分の知らない自分を見つけてきた。
今回のテーマは「旅と人生」。日本各地の見知らぬ土地を訪れ、そこで泊まることを志しているという作家・五木寛之。なぜ旅に出かけるのか? 旅に出ると発見がある。自分の目で見て、足で歩き、人々と触れあい、その肉声に学ぶことで、その土地の陰影が生じて旅の面白さが増す。それを味わい、反芻することで、新しい自分を知ることができる。そして、今や「百年人生」と言われる人間の寿命そのものが長い旅でもある。90歳の「生き方の先輩」が贈る人気シリーズ。第6弾!
第1章 日本の旅が示唆してくれるもの
第2章 食の体験を思い返しながら
第3章 人と芸能ーー山形と秋田の旅
第4章 風景と伝承ーー鳥取と島根の旅
第5章 宗教と文化ーー大阪の旅
第6章 「心の武器」が人生を豊かにする
第1章 日本の旅が示唆してくれるもの
第2章 食の体験を思い返しながら
第3章 人と芸能ーー山形と秋田の旅
第4章 風景と伝承ーー鳥取と島根の旅
第5章 宗教と文化ーー大阪の旅
第6章 「心の武器」が人生を豊かにする
ISBN: 9784144073045ASIN: 4144073041
映画・ドラマ版との違い・考察
五木寛之が提唱する「千所千泊」の思想は、単なる移動の記録ではなく、自己の深淵を覗き込む峻厳な鏡です。百歳時代の荒波を歩む現代人へ、見知らぬ土地の肉声が「生きる武器」に変わる瞬間を、老練な筆致で鮮烈に描き出しています。その洞察は、読者の魂に静かな変革の種を蒔くのです。 映像化作品では、氏が感応した風景が光と音で活写され、旅の臨場感を増幅させます。しかし、行間に漂う思索の深みは書籍でしか味わえぬ特権です。映像で情緒に触れ、活字で哲学を咀嚼する。この双方向の体験こそが、未知なる自分へと出会うための最良の道標となるに違いありません。