あらすじ
魂が燃えたぎる衝撃の襲名披露!
「役者なら何があっても芸で勝負するしかあらへんで」
交通事故で大怪我を負い、
跡取り息子・修介が忽然と消えても尚、
稽古を繰り返し、舞台に上がる師匠・花井半二郎。
目となり手となり寄り添うのは血の繋がらない喜久雄。
血筋と家柄が問われる厳しい歌舞伎の世界で
血を超えた二人の物語がはじまる。
【編集担当からのおすすめ情報】
映画『国宝』2025年6月6日公開!
小説や映画とまた違うストーリー展開が楽しめる漫画『国宝』も是非お楽しみください。
第十六話ーーーーーーーーーーーーー003
第十七話ーーーーーーーーーーーーー021
第十八話ーーーーーーーーーーーーー041
第十九話ーーーーーーーーーーーーー061
第二十話ーーーーーーーーーーーーー079
第二十一話ーーーーーーーーーーーー099
第二十二話ーーーーーーーーーーーー117
第二十三話ーーーーーーーーーーーー137
ISBN: 9784098634200ASIN: 4098634201
作品考察・見どころ
吉田修一が描く物語の本質は、芸の道という修羅場に身を投じた者たちの、血よりも濃い情念の継承にあります。血筋という宿命を天賦の才と執念で突破しようとする喜久雄の姿は、魂の燃焼そのものです。芸に殉ずる師匠との絆は、美学という名の呪いであり救いでもあり、読む者の心を激しく揺さぶります。 映画化も控える本作ですが、漫画版は役者の内面に潜む凄みや静寂に宿る色気を、精緻に定着させる役割を担っています。映像が放つ動的な華やかさと、物語が紡ぐ深遠な孤独。その両端を繋ぐ表現を味わうことで、読者は国宝という称号が背負う光と影の真髄を、より鮮烈に目撃することになるでしょう。