平田オリザ
地方の高校演劇部を舞台に、少女たちの一途な思いと、演劇に打ちこむ姿を描く青春ストーリー! ももクロ主演の映画をノベライズ。
本作は、劇作家・平田オリザの演劇哲学を瑞々しい青春へと昇華させた一冊です。単なる部活物語に留まらず、舞台という虚構を通じて真実を模索する少女たちの葛藤が、繊細な筆致で綴られています。言葉が呼吸し、舞台袖の緊張感や照明の熱量までもが五感に響く、文学的深みに満ちた傑作です。 映像版の躍動感に対し、本書は少女たちの内面にある静かな逡巡や、空気の揺らぎを精緻に補完しています。映像の一瞬の輝きをテキストが深い余韻へと変える相乗効果こそが、幕が上がる瞬間の歓喜をより鮮烈に読者の胸へと刻みつけるのです。
平田 オリザ は、日本の劇作家、演出家、劇団「青年団」主宰、こまばアゴラ劇場支配人、芸術文化観光専門職大学学長(初代)。青森県立美術館館長。戯曲の代表作に『東京ノート』『ソウル市民』三部作など。小説『幕が上がる』は2015年に映画化され、第70回毎日映画コンクール(TSUTAYA映画ファン賞日本映画部門)などを受賞。
実写化・アニメ化された映画やドラマを観て、原作小説ならではの美しい心理描写や、映像化で新たに加えられた解釈・演出との違いを楽しみましょう。
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