本作の本質は、ガンプラという共通言語を通じて孤独を分け合い、自己を肯定していく「魂の救済」にあります。第7巻ではデュナメス製作を軸に、社会的仮面を脱ぎ捨てられない大人たちの秘めた情熱が鮮烈に描かれます。趣味を介して心を通わせる尊さは、現代を生きる全ての人の胸を打つでしょう。
映像版がガンプラの躍動感を補う一方で、原作の真髄は紙面上に横たわる「静謐な心理描写」にあります。神崎と昴の微細な心の揺れや、作業音さえ聴こえるような緻密な構成は漫画ならではの深みです。両媒体を往復することで、物語の持つ多層的な魅力がより鮮烈に浮かび上がります。