2月の凍てつくような寒さのなか、ジミーは車を走らせていた。別れた恋人クリスティーを追いかけるために。自ら言い出したこととはいえ、あんなことは間違っていた。1年半前のこと、軍の生活に馴じめずに、酒とドラッグに溺れる日々を送っていたジミーの前にクリスティーが現れた。ひょろ長い手足に表情豊かな青い瞳。最愛の父が自殺して以来、自分の居場所を見つけられずにいた彼と17歳で家を飛び出した彼女は、出会ってその日のうちに恋に落ち、互いの片割れのような存在となった。そう、あの日までは...。一度は別れた二人のもどかしくも愛おしい恋の行方。イーサン・ホーク待望の恋愛小説。