鈴木智之
人はそれぞれの心臓を生きている。そして、自分の心臓が支えてくれるだけの活動しかできない。自分の心臓の働きと、“社会”が求めるパフォーマンスのあいだでどう折り合いをつけるのか。それをはかりながら生きている。他者の心臓は、自分のそれとはまた少し違う仕様でできている。多様な身体が出会う“社会”のなかで、私たちは、他者の心音に耳を傾けることができているだろうか。
鈴木 智之 は、日本の社会学者。法政大学社会学部教授。専門は理論社会学、文化社会学。