新見隆/宮内真理子/パウル・アセンバウム/エルンスト・プロイル/久保クネシュ幸子/アンネ=カトリン・ロスベルク
憧れの都、ウィーン。 私たちが「美しい」と感じる感覚の奥底には、ウィーン文化が流れています。洗練されたフォルム、日常を芸術に昇華する精神、そして人間の内面にまで届く深い装飾性ーそのすべてが、現代の美意識の源流として脈々と息づいているのです。 本書では、19世紀前半のビーダーマイヤーと世紀転換期という、ウィーンの生活文化における二つの輝かしい時代を取り上げ、銀器、陶磁器、ガラス、ジュエリー、ドレス、家具など、約270点の作品群を「ウィーン・スタイル」とし、その魅力を余すところなく紹介します。手に取りやすいA5サイズのお洒落な装丁のページをめくるたび、ウィーンの輝かしい時代の気配を体感することでしょう。「ウィーン・モダン」の母なる時代 1800–1900パウル・アセンバウム「ウィーン・モダン」20世紀美術への影響 2025年2月8日の対話エルンスト・プロイル×パウル・アセンバウム世紀末ウィーンの女性インフルエンサー(文化人・パトロン)たち久保クネシュ幸子銀器でたどる「ビーダーマイヤー」-造形の起源(ルーツ)カタログ序章ー美意識としてのビーダーマイヤー第1章ビーダーマイヤーーミニマルなかたちに宿る宇宙の雛形、日常を彩る劇場的な装飾第2章「総合芸術」、二つの時代ービーダーマイヤーとウィーン・スタイル第3章ウィーン世紀末とウィーン工房ー暮らしと時代をリードした女性たちI. ウィーン世紀末と女性インフルエンサー(文化人・パトロン)II. ウィーン工房ー1903–1932III. ウィーン工房の女性アーティスト・デザイナーたちColumn 1 エミーリエの民族デザイン的ファッションColumn 2 皇帝在位60周年パレードとウィーン工房ー民族的モチーフの源泉Column 3 グループ「ウィーン家庭の芸術」本展に作品が登場するウィーン工房の女性アーティスト、デザイナー・解説第4章ウィーン・エコーズー「ウィーン・スタイル」の継承と共鳴表舞台へーウィーン工房の女性たちの芸術と人生アンネ=カトリン・ロスベルク関連年表主要参考文献作品・資料リストフォトクレジット「ウィーン・スタイル展」、その企画の潜在的欲望についての4章新見 隆