山田正紀
「地下鉄の電車に乗っている人間、ホームにたたずんでいる人間の何人かは、必ず死んだ人間なんだそうですよ...」地下鉄職員の同僚岡田に話しかけられた島崎は、ホームの端にありえないものを見てしまう。その母子の姿はこの世とこの世ではないどこかに二重にぶれていたのだ...都会の暗部、孤独の雑踏にひそひそとはびこる都市伝説をテーマに鬼才が描く、せつなく、哀しい、書き下ろしホラー小説の傑作。
山田 正紀 は、日本の小説家。