「子どもたちに来年の約束ができないのが、辛い」
学童保育は放課後の子どもたちが心安らかに過ごせる場所。
そして共働きの親やシングルマザー、ファザーを支えるなくてはならない場所です。季節の行事に子どもたちが主体的に関わり、それを経験豊かな指導員がそっと寄り添い、膨らましていく。卒所してもふらっと遊びに行ける「居場所」が多くの子どもたちの成長の力となってきました。
いま全国の学童保育は指導員の継続雇用について様々な問題を抱えています。事業形態も移行し、運営管理企業の学童保育参入、指定管理者公募など各自治体で保護者や子どもたちに大きな影響を与える問題になっています。
本書は学童保育の現場と行政との乖離に向き合い、子ども保護者が安心して過ごせる学童保育に取り組んできた記録です。
はじめに
1 津島市の学童保育は全国トップクラスの質
でも、公募化が決まれば落ちると思った
2 赤字と組織体制の弱さの背景事情
3 あまりに短期間で決まった公募化
4 公募への応募…心を込めて訴えた、保育の質
5 「選定落ち」からの保護者達の運動と、こども基本法11条
6 質の確保を訴えた保護者達と、雇用条件確保を求めた指導員達
7 そして、「白紙撤回」へ
8 三年間の継続 行政と市民の協働の、再構築を願って